前回の釣行で、ハクに狂乱乱舞しているシーバスを仕留めたルアーを紹介します。
そのルアーはRapalaのフローティング5cm(F5)!
えっ?
ラパラ?
それも5cmのフローティング?
そういった声が聞こえてきそうですねw
シーバスアングラーにとってラパラのフローティングって、ルアー選択に入ってこない場合の方が多いでしょう。
そんなラパラのフローティング5cmがハクパターンでは最強ルアーとなるのです!
Rapala:オリジナルフローター5cm
サイズ:5cm
重量:3g
レンジ:0.9m~1.5m
正直、軽すぎてシーバスロッドで扱うのは非常に面倒くさいルアーです。
前のログにてタックル選択がポイントと書いたのは、このためです。
デイゲームでバイブレーションを投げるようなロッドでは、ただただ疲れるだけ。
飛距離にしても10m飛んでいるかどうか。
まぁ、誰も使いませんねw
しかし、このF5が非常にいい働きをしてくれます。
ラパラF5のメリット
こんなルアーをわざわざ使うには、それ相応のメリットがあるから。
まず、ハクパターンではベイトサイズに合わせることがキモとなるので、5cmというサイズはピッタリ。
7㎝ではなかなかサイズが大きすぎて口を使ってくれないシーバスも、5cmだとハクそのものなので口を使ってくれます。
事実、当日は7㎝ルアーでは何を使っても反応しませんでした。
さらに、ラパラルアーということでキビキビした泳ぎが、ハクの群れの中にあっても、その存在感を十分に発揮してくれます。
少し、ファットボディなところも目立つ理由かもしれませんが。
ラパラF5のデメリット
一番のデメリットといえば、何といっても飛距離でしょうね。
とにかく飛ばないw
なので、シーバスがボイルしている近くまで接近する必要があると言うことです。
人的プレッシャーでハクが散ってしまっては元も子もない。
そう考えることも出来ますが、シーバスに追われているハクからすれば、人的プレッシャーなんて気にしている暇なんてありません。
実際に、ボイル地点から5m程度まで近寄ってもボイルが止むことはなく、しっかり釣りが成立しました。
ただ、疲れますけどw
それから、フローティングにわりには潜る。
ロッドティップを下げて巻けば、ほぼ根掛かりますね。
ハクを狙うシーバスは、シャロ―に追い詰めてから襲い掛かるため、キャストする場所は当然シャロ―。
しかし、1mは楽に潜るので、そのレンジ調整が非常に難しい。
キャスト後、ロッドを高く保持しながら、表層10cmまでを意識しながら巻く必要があるので、これも疲れる理由の一つです。
ラパラF5で気を付けること
F5のフックは非常に小さいので、フック交換をする人もいるでしょう。
しかし、5cmのボディから出せる浮力は非常に弱い。
フックが大きくなれば、フローティングではなくスローシンキングになってしまいます。
よって根掛かる可能性が高くなります。
状況によってはシングルフック化することも検討した方がいいかも?
また、リーダーがフロロかナイロンかによっても差がでそうです。
前回はフロロリーダーだったので、次回からナイロン4号を試そうかと考えているくらい。
それくらいラパラF5は繊細なルアーだと言うことですね。
苦労は報われる
と、色々と書いてきました。
ハッキリ言ってしまえば、面倒くさいルアーと言えるでしょうか。
しかし、その面倒くささの向こう側に、シーバスの釣果といった答えが待っているのも事実。
ラパラF5を使うか、使わないかは、あなた次第です!