wild debauchery

 シーバス釣り・筋トレ・パチスロ その他、好きなことを好きなように綴っています

【パチンコ】こんな時代だからこそ『ハネモノ』の復活に期待したいが、無理な話だな

ちょり坊においてパチンコの基本と言えば「ハネモノ」である。

時代的には8R10カウントが全盛のころ、それがパチンコを覚えた時期のハネモノ。

今でも覚えているのは、学生寮近くのパチンコ店で(学生寮ってw)、平和の「エアプレーン」を打ったのが最初だった。

この時は、訳も分からず1,000円が消えてしまい、訳も分からず帰ったと記憶している。

今は1,000円くらい、何とも思わないほどに心が汚れてしまったが、当時は涙目になりながら帰路についた、そんな青春時代だったw

 

ハネモノ(羽根モノ)とは

ハネモノ、ヒコーキ台とも言うよね。

ハネモノの事を知らない世代もいるかもしれないので簡単におさらいしておく。

一般的に、盤面下部にあるチャッカーに入賞すると、盤面中央部役物のハネが開く。

その開いたハネに玉が拾われ、V入賞口に入賞すると大当たり。

大当たり中に再度、V入賞することで大当たりが継続していくようなシステムだね。

中央の役物に戦闘機を用いた台(ゼロタイガー)がヒットしたこともあり、ヒコーキ台とも言われる。

最近でも1円パチンココーナーとかに、多少は設置されていることもあるので、何となく知っている人もいるでしょう。

しかし、30年前はパチンコ店の花形と言えばハネモノだったんだよ。

もちろん、デジタル台(フィーバーとかブラボーとか)もあったし、一発台・権利モノもあったけど、やっぱりハネモノがNO.1だったな。

 

ハネモノのいいところ

ハネモノの何がいいかって、それは安い金で遊べたこと。

金のない学生にとってハネモノはいい小遣い稼ぎになった。

当時の玉貸し機は100円ずつ玉を借りるようになっていて、パチンコ台2台に1台の玉貸し機が設置されていた。

パチンコ台に挟まれていたために「サンド」なんて呼ぶこともあったな。

このサンドが出てくるまでは、玉を借りるのにわざわざ島端の玉貸し機(大型)まで、小箱を持って行く感じだった。

そんな時代に、100円から遊べたのがハネモノ。

100円25発、200円で50発から打ち止めまで完走できるのが良かったね。

学生時代は金が無いので、100円玉を何枚か握りしめて朝一開店に並んだ。

開店したらハネモノの釘を確認しながら、その日の優秀台を探して打ち止めまで粘る。

「パチンコは何といっても粘りと頑張り!」

お客を煽り立てるマイク。

頑張る俺。

そんな朝を迎えるのが日課だったな。

で、ハネモノは1,000円から2,000円ほどあれば2台程度打ち止めにして、1万円から1万5千円程度の儲けが期待出来た。

この儲けがパチプロではないものの、ある程度は計算できたのがハネモノの良さでもある。

 

思い出のハネモノTOP3

ハネモノで特に好きだった機種を3つ挙げるとすると、レッドライオン(西陣)、エアプレーン(平和)、ハレーすい星ロボQ(西陣)かな。

まぁ、どれもパチンコを覚え始めた時代の機種だけど、ホント面白かったね~。

当時、通っていたホールは3,000個定量で、打ち止めになった台は定期的に抽選開放してた。

特にこの3機種については、抽選開放した台にまぐれがなく、1回打ち止めになった台はほとんど再度打ち止めになることが多かった。

一番、お世話になった機種だね。

特に、ロボQについては役物がスターウォーズのR2-D2をそのままパクってたなw

セル盤にはC-3POそのものが書かれてるしね。

当時は何でもアリだった。

この機種はセンターチャッカー周りの釘が変則的だったのを今でも覚えているね。

レッドライオンは役物が戦闘ヘリがモチーフになっていて、今考えるとランボーだった。

ハネのバネが弱くなることが多くて、1台1台に癖があったので、それを頭に入れつつ狙うと効率が良かったね。

とにかく、派手なので打ってて楽しい台でした。

それからエアプレーンね。

Vに入賞すると役物奥に戦闘機の照準器がサイドから飛び出し、大きなハネを動かすヒコーキ台の王道でしょう。

ハネモノの中でもハネのサイズが大きい方だったと記憶してるけど違うかな?

個人的にはこの3機種の中で一番クセの少ない台だったと思う。

打ち止めにした回数も一番多い台だったはずですね。

 

昔懐かしのハネモノは復活できない

さて、とにかく面白いハネモノ、復活さえしてくれれば必ず打つでしょう。

しかし、それが無理なのを知っているのが寂しいところなのさ。

現状、どういった基準で新台の開発・認可されているのか、業界紙も読めない今となってはうかがい知ることは出来ませんが、当時の記憶を辿ると「射幸心を数値化」出来ないとダメになったような記憶があります。

どういう事かというと、デジタルタイプの台であれば大当たり確率は一定(当時)となります。

当時は射幸心を確率や実技試験などでチェックすることで認可してましたが、ハネモノのような台は実技試験における実数値以外は確率を証明することが出来ません。

そのため、せっかく開発しても認可されないリスクが残り、どのパチンコメーカーも認可が下りやすいデジタル機へと移行していった、確かそのような流れだったかな?

今のハネモノに関しても、ラウンド継続については確率で抽選だし、何とか風営法の基準に合わせて開発しているのでしょう。

しかし、昔のようなタイプは無理なんです。

第一、最近は100円から玉貸しなんてしてないし、無制限ばかりで定量制の運営なんてしてないですからね。

あ、そもそも打ち止め自体が禁止か?

まぁ無制限でも「お竜さん」?だったかドル箱6箱とか出して遊んだ店もあったし、何とかなるとおもうんだが、いかがなものだろう。

 

カジノ出現でパチンコも多様化してほしい

カジノが出来るかどうかは分からんが、その刺激でパチンコが多様化してくれたら楽しいと思ってる。

もちろんスロットにしても同じ。

もっと幅広い遊び方を提供していかないと、この業界に未来はないと思うな。

パチンコは玉が盤面や役物内を飛び跳ねるのが魅力だし、スロットはリール上の9絵柄に枠外の6絵柄の組み合わせこそが本来の魅力だと思っているのでね。

それぞれの基本的な面白さが置いてけぼりになって、右も左も同じ台ばっか。

これじゃ、パチンコ離れが加速するのは仕方がないよね。

そのパチンコ離れを止め、新たな時代を

改めてパチンコの「遊技」の側面を見直して欲しいと思う、今日この頃なのであった。