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シーバス用ナイロンリーダーのススメ!今年はナイロンリーダーの優位性を検証しよう

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最近、シーバス用のショックリーダーはナイロンラインの方がいいのではないか?

そう考えています。

シーバスを数多く釣っているわけではないので、あくまでも机上の空論でしかないんだけど、考えれば考えるほどナイロンラインの方がいいのではないか。

そう思えてならない。

ということで、近く上州屋でバルクナイロンラインの6号を購入しました。

*6号の理由は後述

 

ナイロンラインとフロロラインの比較

今まではナイロンではなくフロロリーダーを使用していて、特に問題も感じ無かった。

だからナイロンリーダーを使用する必要も無いかもしれない。

でもね、「これはどうなんだろ?」と思い始めると、色々と試したくなる性格なんですわw

そこで、最近はナイロン4号(バルクライン)をリーダーに使用しています。

サイズは小さいものの、何匹かのシーバスもキャッチしてるので、それらも踏まえながらナイロンラインとフロロラインについて考えてみます。

 

紫外線の影響

一般的にはナイロンは紫外線に弱く、フロロは紫外線に強い、そう言われています。

ただ、1日程度の釣行において、ラインブレイクするほどの差が出ると思いますか?

ジギングをする人でもナイロンラインを使用している人も多く、シーバスにおいても昔はナイロンライン直結が普通でした。

そういうことから考えても、短期的な使用における紫外線の影響は無いと考えていいでしょう。

なので、「紫外線に強い」というフロロラインのメリットは消えます。

ただ、逆にナイロンラインってそんな紫外線に弱いのか?

実際にナイロンラインとフロロラインに紫外線を当てて実験です。

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右がナイロンで左がフロロ。

ほぼ紫外線を反射しているようには見えませんね。

おそらく、紫外線の影響に関しては、ほとんど違いは無さそうです。

結論として、「フロロが紫外線に強い」のではなく、「どちらも同じ」ということ。

 

結束強度の問題

結束「強度」というと語弊があるかもしれないが、要するにノットを組んだ時の問題ね。

シーバス釣りにおいては、メインラインとしてPEを使用している人がほとんどでしょう。

PEに対してフロロ・ナイロンをショックリーダーとして結束する。

この時、ラインの硬さが問題になる。

上手な人は大丈夫だと思うけど、不慣れな人の場合には、リーダーがすっぽ抜けてしまう時がある。

これは摩擦系ノットの時に多く、FGノットなんかがいい例だよね。

フロロの場合は素材が硬いために、締め込みがしっかり入れられず、摩擦が上手く働かない。

それに比べナイロンは、素材が柔らかいために締め込みが上手に出来る。

だからFGノットを組むならフロロよりもナイロンの方が簡単・安心というわけ。

なので、ノットを組んだ時の強度を安定して出すことが出来るのがナイロンライン。

もう一つ、付け加えるなら、直線強度(引っ張り強度)に関しては、同じ太さならナイロンラインの方が強い。

号数でいうと各メーカーの号数に対する太さが違う場合がある可能性があるため、「同じ号数なら」とは言えないが、「同じ太さ」ならナイロンの方が強いんですよ。

「えっ?フロロの方が強いって聞いてるけど?」

確かに強い面もあるけど、それ後述ね。

 

根ずれ強度は太さで決まる

PEは別として、根ずれに対する強度に関しても、ラインの素材というよりはラインの太さで決まるところがある。

ナイロン5号もフロロ5号も、根ずれに対する強度はそれほど変わらない。

そもそも、牡蠣殻なんかにあたればフロロ8号でも「スパッ!」と切れるからね。

フロロが強いと言われる所以は、傷が入った後の耐久性です。

フロロの場合、素材が硬いので多少の根ずれによる傷が入っても、そこから簡単には切れない。

しかし、ナイロンの場合には傷が入ると素材が柔らかいため、そこから切れてしまうということです。

常にラインチェックしていればナイロンでも問題ないけど、ついついラインチェックを怠ってしまった場合に、フロロラインの方が耐えてくれる。

そういった違いがある。

なので、マメにラインチェックをするのであれば、ファイト中の対摩耗性能についてはナイロン・フロロに差はない。

先に書いた「6号」というのは、ファイト中の対摩耗性能を考慮してのことだね。

 

吸水性による劣化

これは断然、フロロに軍配が上がる。

ナイロンは釣りをしている間、どんどん水を吸ってしまい劣化が進んでしまいます。

逆にフロロは吸水率がほぼ0%に近いので、吸水による劣化を考える必要がない。

ということは、傷などが入ってなければ次回の釣行時にリーダーの交換をしなくても大丈夫だということ。

ナイロンよりもコストパフォーマンスがいいね。

ナイロンラインの劣化については、紫外線による劣化以上に吸水による劣化の方が問題で、水を吸えば吸うほど柔らかくもなるし、そうなれば傷も入りやすくなる。

ここが、「フロロの方が強い」と言われる所以ですね。

 

伸縮性の違い

よく言われることとして、伸びの違いが感度の違いに出るという話。

でも、そもそもフロロも伸びるんだよね~。

感度の違いは初期伸度の違いからくるもので、アタリが出た瞬間の伸びの差が感度の違いとして出る。

ただし、これは水中ではなく、あくまでも実験結果としてね。

実際は水中でのライン状況、糸ふけとか、ラインの沈みとかでも違ってくるし、ナイロン・フロロ直結で使っているのかによっても違ってくる。

でね、シーバスの場合はショックリーダーとして数十センチから数メートルの範囲でしか使わない。

たぶん、50センチから1.5メートル程度が多いんじゃないかな?

その程度の長さで太さも5号くらいあると、シーバスのバイト程度の衝撃で感度の違いなんか分からないですよ。

だって、ロッドの弾力があるわけでさ、リーダーが伸びる伸びないとか言うレベルには無いよね。

 

ルアーへの影響

シーバス釣りはバス釣りと違って、ルアーに応じてタックルを交換することはありません。

ミノーやバイブレーション、ワームやリップレスなど、様々なタイプのルアーを、たった1本のタックルで操作するのが一般的。

では、どのルアーを基準にタックルを設定するか、誰しもが考えますよね?

ちょり坊の場合、よほどのことが無い限り9㎝クラスのミノーや8㎝クラスのバイブレーションは使いません。

ミノーなら7㎝、バイブレーションなら6㎝程度の、いわゆる小型ルアーが中心。

サイズが大きい場合はリップレスの場合かな?

そうなると、ルアーの動きはどちらかと言えば弱い部類に入るので、あまりゴツいタックルは不要です。

もちろん、リーダーにしてもね。

フロロの場合、ナイロンに比べて「硬い・重い」ので、ルアーの動きに対する影響が大きく出てしまいます。

ということは、ルアーの動きを邪魔せず、逆に活かすためにはナイロンリーダーの方が合っている。

そう考えます。

 

色々と比較した結果

以上、ナイロンとフロロの違いについて色々と書いてきたけど、どう感じましたか?

ちょり坊的には、キャスト時に結束部をトップガイド内に入れることが多いので、ナイロンリーダーの方がトラブルが少なくていい。

ファイト中の根ずれにしても、あまりそういった事って起こらないでしょう。

また、現場でリーダー交換する時には、出来るだけ簡単な結束方法がいいよね?

そんな時はトリプルサージェンスノット+ハーフヒッチを使うのですが、PEとの相性で言えばフロロよりもナイロンです。

そう考えると、フロロリーダーよりもナイロンリーダーの方が使いやすいはずなんですよね。

 

唯一の欠点

欠点としては「劣化」が激しいという点です。

おそらく、釣行毎にリーダーの交換をした方がいいでしょうね。

なので、ずぼらな人には向かないリーダーです。

ちょり坊も、ついついリーダーの交換を忘れてしまう時がありますが、現場での交換が簡単なので、実際は問題ありません。

釣行する準備も含めて、全てを釣りとして楽しめる人であれば、釣行毎のリーダー交換も楽しみの一つでしょうし、そんなに面倒な作業でもありませんしね。

なので、唯一の欠点といっても、心に余裕のあるアングラーにとっては、欠点でもなんでもない事です。

 

ナイロンリーダー導入を検証します

ということで、今後のシーバス用ショックリーダーはナイロンに決定します。

今後の釣行において、ナイロンリーダーを使ってのメリット・デメリットを検証しつつ、いずれまとめてみたいと思います。

だって、上州屋バルクラインなら500mで550円だよ?

安過ぎw

検証内容には、「安売りバルクラインだって使える」というのも加えておこう!