「お酒はエンプティカロリーなので太らない」という一方、「脂っこいつまみと一緒に飲めば太る」とか、「食欲が増進されて食べすぎるから太る」とか。
お酒で太る・太らない論争も決着をみない状況です。
しかし、酒飲みから言わせてもらえれば、「お酒は太る」と断言しておきます。
お酒で太った事実を語る
お酒が太ると言うのには根拠があります。
それは、自分自身が身をもって体験したので断言できます。
昔、53kgだった青年の頃、定職に就くことで収入を得ました。
で、仕事が終わると毎晩のように居酒屋で食事。
これの生活が1年続いたのち、体重計に乗ると63kg!
なんと1年で10kgも太りました。
ここまでの話だと、「居酒屋なのでカロリーの高い食事も一緒だから太った」とか言われそうです。
しかし、その後は食生活はほとんど変えず、1年間お酒を止めてみた結果、5kgも体重が減っていました。
ですから、確かにカロリーが高い食事も原因ではありますが、お酒によって太ったことも事実です。
その後、職場の配置転換で異動になり、新しい職場へ。
そこで、またお酒を飲み始めます。
すると、58kgまで減った体重は、あっという間に63kgまで復活!
このころはビールオンリーでした。
その後、転職を機に付き合いでお酒を飲む機会も増え、ビールから日本酒へお酒も変化。
するとどうでしょう、体重は63kgが68kgまで増加。
「ビールとか日本酒だから太った」という声が聞こえてきそうですね。
確かに、一般的には太りやすいお酒だといえますが、それでもお酒を飲み始めたり、飲む量が増えることで、確実に体重は増加してきていますね。
これは事実なんだからしょうがない。
そもそも、食事の量・食べ方はほとんど変化していないわけで。
お酒は太ることが証明されたわけですなw
お酒が太る最大の要因
で、お酒が太る最大の要因はなにか?
それは食事です。
というより、お酒の飲み方と言った方が正解かもしれない。
今までの飲み方は『食前酒→夕食(ガッツリ)→お酒(つまみは無し)』というパターン。
家に帰ると、まずビール。
1本飲んでいるうちに夕食の支度ができて、腹いっぱいに飯を食う。
その後、すぐにビール、または日本酒を飲み始めるという、元気が出る黄金パターンですw
これがいけない。
普通、食べたものは胃で消化されて腸で吸収されます。
しかし、アルコールは胃で吸収されてしまうので、飲んだらすぐに体内へはいるわけ。
そして肝臓がアルコールの分解に大忙しになるんです。
飲む量にもよるけど5~7時間程度はアルコールの分解で肝臓がフル稼働します。
この時、アルコールを分解する過程で、中性脂肪の合成を促す酵素が大量に作られるんです。
さらに、吸収された栄養素、糖や脂質などは肝臓君がアルコール分解で忙しいため、血液中にダブつくことになります。
で、アルコールの分解がひと段落した肝臓君は、「おぉ、仕事、仕事!」と余った栄養素と大量に出来た酵素で、せっせと中性脂肪を蓄えていくということ。
お酒さえ飲まなければ、食事で吸収したカロリーや栄養素を、燃焼・合成・貯蓄といった代謝が正常に行われるため、食べすぎない限り太ることはありません。
しかし、お酒はその代謝を阻害し、中性脂肪として貯蓄する比重を高めてしまうというわけ。
太らないためにはどうすればよい?
太る原因がお酒と食事の組み合わせだということが分かったと思います。
そいうことは、そのどちらか一方だけであれば太らない。
・夕飯を食べるのであればお酒は飲まない。
・お酒を飲むのであれば夕飯は食べない。
これを守るだけで体重は減っていくでしょう。
事実、若いころにウィスキーをよく飲んでいた時期、飲むときは食事もつまみも無しでした。
飲む量は1日にボトル1/3程度。
全く太りませんでした。
また、1年ほど前の健康診断の際、3か月間お酒を止めただけで5kg痩せました。
最近のダイエットでも、カロリー・脂質を抑えた食事をしていても、お酒を飲むことで停滞期から抜け出すことが出来ません。
まぁ、酒止めろ!と言われそうですね。
ということで、酒と一緒に高カロリー・高栄養の食事は避ける!
これさえ守ればお酒で太ることはないでしょう。
で、昨日も焼酎を飲んだのですが、今朝の体重はマイナス700g。
どうやら停滞期を抜け出せそうですw